老舗家業の見習いブログ

100年以上続く老舗菓子屋の一人娘の奮闘記。家業を継ぐかはまだ未定です。

「資格って取っておいたほうがいい?」という世間の疑問について

こんにちは。

麻(@asasyhrinne)です。

 

先日の記事で、色彩検定の勉強をしている!って話をしたんですが、勉強している様子を見た母親に

 

「そんなの取って、なんの役に立つの?」

 

と鼻で笑われ、めっちゃむかついた。

 

その時は思わず「は?趣味でやってんだから別にいいでしょ。」と一言反論して終わりましたが(笑)

改めて、資格について考えてみました。

 

私は一応過去に、こんな資格を取ってきています。

 

 

・・と、たぶん一般の人よりは取ってきていると思います。

(前半3つはSE時代に、後半は職業訓練校時代に取ったもの)

 

なので、「資格は役に立つかどうか」については、多少経験から話すと・・・・

 

ぶっちゃけ、資格を持ってること自体は、就職活動に何の役にも立たない

よく「履歴書に書くと有利ですよ」とか言われる、資格。

 

家業手伝いになる前に、転職活動をしたことがあるのですが、私自身も

 

「取った資格がその業界に関係あれば評価してくれるし、なくても、”資格を取るために勉強した!”という向上心をアピールできる」

 

と信じていました。

 

甘かったですね。

 

学歴もそうですが、資格のあるなしで、転職に有利になったことなど、一度もありませんでした。

 

転職活動時5社ほど面接を受けたのですが、すべて不採用。

 

不採用の理由を聞いたときに、「面接でポテンシャルを感じられなかった」と言われたときはショックでした。

(私は面接でとてもアガってしまって、面接が超苦手です)

 

履歴書でどれだけアピールしても、面接でしくじったら採用はされない。

 

むしろ、履歴書で「こいつはできるやつかも?」と期待した分、面接がダメだったときの落差で、評価がガタ落ちになっている気がします(苦笑)

 

教員免許とか士業と言われる資格は別ですが、それ以外の学歴や資格は「その職業に就くためのパスポートではない」という社会の厳しい現実に、当時は唖然としたものでした。

 

時報酬金のために資格を取ったらどうなったか?

資格を取ると、昇進・昇給したり報酬金がもらえたりする会社も少なくないです。

 

私が持っている資格、

については、前職で取得したものですが、まぁぶっちゃけ時報酬金目当てでした。

 

特に情報セキュリティ~の方はそれなりに難しい試験で、10万ももらえたんですよ!!!

 

合格した当時はとっても嬉しくて、めでたく昇進もしたのですが・・・・

 

自分より仕事のできる人よりも、立場が上になってしまったことの罪悪感に苛まれ、「地位のわりに仕事では活躍していない」という理由で、査定が下がってしまった。

 

むしろ資格を取ったことで、「その資格に見合った仕事をしていない」というギャップに苦しむことになったのです。

 

正直、資格を持ってる持ってないと、仕事のできる出来ないは関係なくて、

いくらペーパー試験が得意でも、それを仕事に生かせなかったら、何の意味もないんです。

 

 

・・・改めて書いてみると、資格を取ったことで嫌な経験ばかりしていますね(笑)

 

そんな私が「資格って取っておいた方がいいのか」という世間の疑問に結論を出すとすると、こうなります。

 

資格は、その業界の最低限の知識を学ぶきっかけとして利用するもの

その資格を取ろう!と思っているときは、参考書を買ったりネットで調べたりして、勉強意欲が高まります。

 

逆に言うと、社会人にもなると資格を取ろうと思わないと本気で勉強しないんですよね。

 

資格を取るぞ!という目標を持つことで、その業界に興味を持って勉強するきっかけになるのは、とてもいいことだと思います。

 

これを他人に評価してもらいたい!と思わず、あくまでも教養を深め、自分の興味関心を広げるための活動なのだと考えることが大切。

 

他人の評価を期待すると、私のように痛い目を見ることになりますよ。

 

でも自営業だったら、とりあえず書ける肩書はいっぱいあった方がいいのかなぁ?とも思うのでした。